テキサス・インスツルメンツ(TXN) vs アナログ・デバイセズ(ADI)
Texas Instruments(テキサス・インスツルメンツ) と Analog Devices(アナログ・デバイセズ) の主要指標を実データで並べて比較します。青い地のセルは、その指標で数字が有利な方(PER・PSR は低い方、成長率・利益率は高い方)です。
テキサス・インスツルメンツ と アナログ・デバイセズ、どっちを選ぶ? 「買い/売り」は断定できません。重視する軸で下の表を見てください:
- 割安さ重視 → PER・PSR が低い方
- 成長重視 → 売上 前年比 が高い方
- 収益性重視 → 営業利益率・粗利率 が高い方
- 株価と業績のズレを見たい → 乖離度(プラスが大きいほど株価先行、マイナスは業績先行)
5つの質問で比べる
| 質問 | TXN | ADI |
|---|---|---|
| 稼ぐ力は? | 本業のもうけは売上100円で37円営業利益率 37.3%(直近4四半期) | 本業のもうけは売上100円で36円営業利益率 35.5%(直近4四半期) |
| 伸びている? | 売上は1年前より+17%直近4四半期の合計で比較。3年前の同じ期間の 1.0倍 | 売上は1年前より+34%直近4四半期の合計で比較。4年前の同じ期間の 1.2倍 |
| つぶれにくい? | 借金が現金を上回る現金・短期投資 $7.0B / 借金 $14.1B | 借金が現金を上回る現金・短期投資 $2.3B / 借金 $9.1B |
| 株価と業績の伸びの差は? | 株価の伸びが売上よりやや速い株価の伸び − 売上の伸び = +13pt(直近2年) | 株価の伸びが売上よりやや速い株価の伸び − 売上の伸び = +13pt(直近2年) |
| 同業と比べて? | 半導体で 30社中 15位Rule of 40(売上成長+FCFマージン)=44% | 半導体で 30社中 7位Rule of 40(売上成長+FCFマージン)=69% |
目安は過去の決算から機械的に出したもので、売買のおすすめではありません。判定の決め方は各銘柄ページと同じです。
稼ぐ力:売上100円の使いみち
作るのにかかったお金売上原価研究開発研究開発費販売・管理の費用販管費など税金など税・その他最後に残るお金純利益
直近4四半期で、売上100円のうち最後に残るお金は TXN が 31円、ADI が 30円 です。作るのにかかったお金(売上原価)は TXN 42円、ADI 34円。
手元に残るお金(売上100円あたりの純利益)
TXN(FY25(2025年12月期)まで)ADI(FY25(2025年11月期)まで)
伸び:売上の推移(比較できる最初の年度=100)
TXN(FY25(2025年12月期)まで)ADI(FY25(2025年11月期)まで)
TXN は 0.9倍、ADI は 0.9倍(各社の最初の年度からの伸び)。会計年度の締め月は会社ごとに違うため、横軸は「直近年度から何年前か」でそろえています。
つぶれにくさ:売上100円あたりの自由に使えるお金(FCF)
TXN(FY25(2025年12月期)まで)ADI(FY25(2025年11月期)まで)
FCF=営業CF − 設備投資。マイナスの年は、本業の現金だけでは投資をまかなえていない年です。設備投資のデータが取れない年は線が途切れます。
期待:株価と業績のズレ(乖離度)と PSR
乖離度=直近2年の株価の年平均成長率 − 売上の年平均成長率。右(オレンジ)は株価先行、左(青)は業績先行。割安・割高を示すものではありません。
会社の値段は売上の何年分?(年度末の PSR)
TXN(FY25(2025年12月期)まで)ADI(FY25(2025年11月期)まで)
主要指標の比較
| 指標 | TXN | ADI |
|---|---|---|
| 時価総額 | $267.7B | $178.0B |
| PER(TTM) | 44.2× | 43.1× |
| PSR | 13.8× | 12.8× |
| 売上 前年比 | +23% | +40% |
| 営業利益率 | 42% | 40% |
| 粗利率 | 61% | 67% |
| 乖離度(直近2年) | +12.8pt | +13.3pt |
まとめ: PERが低いのは Analog Devices(ADI)、高成長(売上YoY)は Analog Devices(ADI)、高収益(営業利益率)は Texas Instruments(TXN)。 ※ 各指標の数字の比較で、銘柄の優劣や推奨ではありません。投資助言ではありません。
技術・事業の違い
ともにアナログ半導体の二大手だが、製品ポートフォリオの重心が違う。
- TXNは汎用アナログと組込みプロセッサを極めて広いカタログで薄く広く供給し、自社工場(300mm)による低コスト製造と直販網が強み。
- ADIは高精度のデータコンバータ(ADC/DAC)、シグナルチェーン、RF/マイクロ波など高性能アナログに重心があり、産業・通信・車載・ヘルスケア向けに付加価値で勝負する。
- 両社とも幅広い最終市場に分散するが、TXNは規模とコスト、ADは高性能・高単価という棲み分け。
よくある質問
テキサス・インスツルメンツ と アナログ・デバイセズ、PERが低いのはどっちですか?
PER(TTM)で比べると Analog Devices(ADI)の方が低い水準です(TXN: 44.2倍 / ADI: 43.1倍)。PERの低さは将来の成長期待の差も反映するため、PERだけで株価の水準の良し悪しは決まりません。成長率・利益率と併せて見てください。
テキサス・インスツルメンツ と アナログ・デバイセズ、どっちが高成長ですか?
直近の売上 前年同期比は Analog Devices(ADI)の方が高いです(TXN: +23% / ADI: +40%)。
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出典: SEC EDGAR + Yahoo Finance(四半期化・分割調整済み、データ更新 2026-10-18)。情報提供・教育目的であり投資助言ではありません。データの作り方